水戸城 御三階櫓(昭和初期)
水戸城 御三階櫓
空襲(昭和20年8月2日)で焼失したのですが、御三家の城郭中できわめてシンプルなのが
特徴ですね。
水戸城自体は、佐竹氏から水戸徳川家の居城へと変わったのですが、手をいれる必要がないぐらい完成度が高いのと、基本 水戸徳川家は江戸定府のため、尾張や紀州と違い戦国期の雰囲気が感じられます。
紀伊徳川家が、天守再建の際に5重の許可が下りず三重でになったのと同様に、幕府に遠慮して、天守ではなく、焼失した三重物見櫓再建の形式をとっているので、破風など
飾りがないのと、石の調達が難しいため、下部を海鼠壁にして石垣に見えるようなと苦心した跡がみえます。
二の丸は大手門と角櫓が復元されたので、いつの日か再建されるといいですね